さて、スポーツジムのロビーに入ると、常連同士で年齢・性別を超えて親しく話をしているシーンに出くわす。一緒に楽しめる知人、友人がいたら、楽しく筋トレに励めそう。
ただ、私の場合、ピアノ関係ならオフ会や弾き合い会に出かけるとすぐに打ち解け合えるのに、どうもスポーツジム関係の人には心を開きづらいものがある。2年近く毎週出かけているのに、声を掛け合う知人は一人もいない。ホスピタリティが高いスタッフばかりなのだが、ちょこっと話しをするのは女性スタッフ一人だけだ。
どうしてなのか?を自問してみた。
筋トレ好きな人とピアノ好きな人との「人種の違い」と言ってしまえばそれまでだけど、もう少しベースの部分で、自分自身、体を鍛えることに楽しみを見出していないからだろう。「根源的な快感」というか、それが筋トレにないのだ。
それでも、ピアノに比べると毎週定期的に出かけているのは、「中年を過ぎた身体の定期メンテンナンス」という義務感によるものだと思う。おかげで、この数ヶ月体重は57キロ台をキープしている。私の身長ではちょっとやせ過ぎだけど、このくらいの体重だと、青信号が点滅し始めたとき、加速度を上げて走りだすことができる。筋トレは、結局、私にとって体調を整えるための義務的活動でしかないようだ。
今日は、受付の女性にクリスマスパーティーに満面の笑顔で誘われた。スポーツジムのパーティーに出かけたら、筋トレに対する考えが変わる可能性があるだろうか。
でも、はにかみながらお断りした。