チェンバロ練習会@東京古典楽器センター
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持ち時間は一人25分間。私は、ラモーの「ため息」とF.クープランの「修道女モニク」を弾いた。チェンバロで弾くと、モダンピアノでは見えなかった部分に光があたり、「あ、そうなのか」という気づきが必ずある。今回、「ため息」は、チェンバロで弾くことで、ここは「ルレー」(=同じ長さで記されている音符を長短にして弾く奏法)だな、と確信を持つ箇所を発見した。
一方、「修道女モニク」は、モダンピアノだと微妙なデュナーミクが表現できるのに、チェンバロで弾くと、強弱がないので、どうものっぺいと平坦な構成になってしまう。一拍目を若干長くすることで、拍の「重み」を持たせるパートと、すっきりと流すパートの対比させないとだめなんだろうな。
練習を終えてから、スタジオの階上にある古典楽器のショップを見た。実は、かねてよりリコーダーに興味がある。今から、ギターやらバイオリンだとハードルが高いけど、リコーダーなら練習すれば、チェンバロと合奏できそうだし。ショーケースを見ると木製リコーダーが並んでいて、フォルムがとても美しい。ただ、プラスティック製が、数千円で買えるのに木製だと数万円に跳ね上がる。こういうのは、最初にいい楽器を買った方が練習のモチベーションが上がりそうな気がする。
ギターのショーケースも見たところ、1本50万円以上する。見た目は、フォークギターと変わらないけど、実際に弾いてみると響きが違うのだろうな。
練習の後、みんなで近くのフレンチレストランへ。遅めのランチをとって、3時半に解散した。