国際アマチュアピアノコンクール一次予選の結果報告
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演奏したのはモーツァルトのピアノソナタ K.283の第1楽章と第2楽章、昨年と同じ曲です。一か月前に、師匠や朝練の方々のアドバイスにより、K.310から急遽、この曲に変更しました。この直前変更が吉とでるか凶とでるか、ちょっと心配ではありました。
結果はよかったものの、演奏の内容は、自己評価で合格点ギリギリの70点ってところでしょうか。
まず、ベーゼンドルファー・インペリアル。杉並公会堂の朝練で、何度も弾いてはいるのに、今ひとつ指の支えが利きませんでした。こういう場合、無理に力を入れて弾くと音が汚くなるし、支えが入らずに弾くと音が抜ける可能性があります。どうしようか、うーんと思っているうちに一楽章を終えてしまいました。
次に、相変わらずつまらぬミスタッチを連発。私にとって技術的に危険のないレベルまで、難易度を下げた楽曲なのに、どうしても精度が甘いです。
「コンクールは普段の70%の力しか発揮できないもの」と師匠から言われていますが、100%に近いレベルまで持っていったつもりが、実際に演奏してみると70%程度。正直、うんざりしています。
二次予選は二週間後の7月22日(日)に行われます。ちょっとやり方を変えないと、二次予選は通過できないな、という印象です。
さてさて。
追伸:
ところで、今日はA部門の演奏中に、ピアノの弦が切れるというハプニングが起きました。ドビュッシーの前奏曲「花火」を演奏の最中。調律師が出てきて取り急ぎのメンテナンス後、弦が一本ない状態で審査が再開。ベーゼンドルファーのフルコンサートピアノの弦の交換って手間がかかりそう。下の写真はメンテナンスの模様です。


「日本の世界の音楽コンクール全ガイド2013年版」
発行/ハンナ
国内外のコンクールのほか、オーディション、音楽祭・セミナー・マスタークラスの情報を網羅。仙台国際音楽コンクールや高松国際ピアノコンクールの審査委員長のインタビューも掲載している。B5版/200ページ