ヴィオラが気になる
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会社のすぐ近くに小さな音楽教室があります。先日、前を通り過ぎたら、教えている楽器のラインアップに目が留まりました。
ビオラ。
ヴィオラが習える音楽教室って珍しいな。なぜ、Violinは“ヴァ”イリンで、Violaは“ビ”オラなのだ? 「ヘンデル、バッハ、ハイドン等、古典派音楽家によるバロック音楽」って?‥‥ま、そういう細かい突っ込みは大人げないからやめておこう。
ビオラかぁ。いいな。
私、ピアノという楽器単体は好きなのですが、楽器世界を会社組織に置き換えるとグランドピアノって奴は、どうも好きになれない。
女王様気取り! 協調性がない! 態度がでかい! おしゃべり!
ショパンのピアノ協奏曲第2番なんて、ピアノ以外の楽器から見たらどうかと思いますよ。「みんな、私を惹き立てなさい!」って言っているようなものじゃないですか。私、そういうオンナ、嫌い。
その点、ヴィオラって慎ましやかでいいですね。弦楽四重奏の中でも、一番目立たないし。そう、私は、「化粧は地味、普段は目立たないけど、メガネを外すと実は美人」って感じが好き。ショパンのバラードなら第3番です → 参考:ショパン バラード四姉妹
ところで、ピアノを弾けたらチェンバロやオルガンにも入りやすいように、ヴァイオリンを弾けたらヴィオラにも入りやすいものなんでしょうね。ヴィオラ奏者は、もともとヴァイオリンをやっていて途中からヴィオラに転向した人が多いのだろうか。ヴィオラ命!って人は少なくて、実はヴァイオリンと両刀使いの人が多いのだろうか。どう考えても、最初から、「ヴィオラ最高!」なんて私みたいな人はあまりいないと思うのですよ。
うーん、気になる、ヴィオラ。
下、ブラームス、最晩年のヴィオラソナタ op.120。心にしみます。