今日は
先日、ポール・マッカートニーのライブに一緒に出かけた高校・大学の同級生と、秩父方面にログハウスの見学に出かけた。
高校・大学の同級生で、元ボーイスカウトで、就職した業界が同じで、ポール・マッカートニーとユーミンと村上春樹が好きで、というところまで似通った男同士ではあるが、一つだけ違いがある。それは‥‥
彼には一人娘がいる!
数年前、娘とアウトドアを楽しむためにキャンピングカーを購入し、一緒に星を見に出かけるとか。私の叶わぬ夢を実現しやがってジェラシーの嵐。
今日は午前中、娘さんのイベントがあり、お父さんは準備に忙しく、ログハウス見学は午後から出かけることになった。
東飯能駅で待ち合わせをし、彼のキャンピングカーで不動産屋の担当と共に現地に出かけることになった。
で、1時45分に彼が到着。キャンピングカーの扉を開けると、オフコースのアルバム『LIVE』が大音量でかかっていた。
しかも、MDラジカセ!
うさぎ 「キミ、今どき、MDラジカセで音楽を聴いている奴なんていないよ」
同級生 「いや、オフコースはこれじゃないと。それにキャンプにはラジカセが便利なんだよ」
確かに。
それで、ケースに入ったMD数十枚を見せてもらったら、松任谷由実やら稲垣潤一やらポール・マッカートニーやら、1980年代、我々の“青春のエバーグリーン”なアルバムの数々。
というわけで、「愛を止めないで」やら「さよなら」を口ずさみながら、秩父山地の山奥に男二人でドライブをした。
さて、ログハウス。
1か月ほど前、いきなり彼が「お前、セカンドハウス欲しくない?」と切り出した。「秩父の山手に中古のログハウスが売りに出ていてさ」と、プリントアウトした不動産情報サイトのページを、私にみせた。
写真で見ると、なかなか瀟洒な雰囲気。値段は1000万円弱。
同級生 「1人だったら厳しいけど、4人くらいでシェアするのどう?」
うさぎ 「うーん、まぁ、とにかく現物を見てみるか」
ということで、見に行くことになった次第。
飯能から秩父方面にクルマで一時間弱。途中、大きな道から外れて、急傾斜の山道を上っていく。気圧の変化で耳が変になった。クルマを下りてから、不動産の担当者に聞けば、標高400メートルくらいという。
バブルの時代は、2500万円~3000万円でログハウスを分譲して、それなりに売れたらしいが、いま、手放すオーナーが多いらしい。私たちのように現役ビジネスマン時代に「娘とログハウス!」という感じで買ったものの、60歳を過ぎて山奥まで出かけることも面倒くさくなり、「もう、いいか」というパターンのようだ。
固定資産税やメンテナンスの金額についても、いろいろ尋ねた。二人とも、マンションや新築一軒家の購入経験があるので、現物以外の費用についても何となくイメージできる。
で、帰り道、二人の結論は「是が非でも欲しいというモノじゃないよな」「固定資産税が年間50,000円だったら、貸し別荘を借りた方がいいよ」「夏に出かけても、庭の雑草を刈るだけで一日終わるぞ」「だったら、大型のキャンピングカーをシェアした方が、移動できるだけいいよな」というものだった。
ポール・マッカートニーのライブアルバム『Back to the USA』を二人で歌いながら、帰路についた。夕方5時半、飯能に着いたらすでに冬の夜の空気に。
まぁ、晩秋の秩父山地ドライブだと思えば、楽しい午後だった。
LIVE(紙)
演奏/オフコース
発売/EMIミュージック・ジャパン
1980年5月5日にリリースした2枚組ライヴ・アルバム。清水仁(ベース)、大間ジロー(ドラムス)、松尾一彦(ギター)を正式にメンバーに加え、バンド色を明確に打ち出したオフコース。1979~80年に行ったツアー「Three and Two」(全国51ヶ所63回公演)を中心に、それ以前の貴重なコンサート音源も収録したライヴ・セレクション・アルバム。(Amazonより)