レッスン、これができればショパンの練習曲も大丈夫
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金子勝子/瞬発力のメトード(使用楽譜)
ハノン/ピアノ教本 スケール&アルペジオ ニ長調(使用楽譜)
モーツァルト/アダージョ ロ短調 K.540(使用楽譜)
最初の20分間、師匠のメトードとハノンのスケールとアルペジオをみっちりやる。特に、スケールとアルペジオは、瞬発力を活かした遅いテンポのノンレガート、粒をそろえた速いテンポのレガート、毎週やっているが高い完成度を求められている。
私の場合、このところバロックや古典派ソナタを中心にやっているので、特にモーツァルトを美しく弾くには2つの基本動作が重要だと思う。ただ、師匠いわく、「これさえちゃんとできれば、ショパンの練習曲も大丈夫よ」と。なんと! 宇宙戦艦ヤマトのワープ航法に必要な波動エンジンのようなものなのか?
モーツァルトのアダージョは、重音の中で響かせるべき音とサポートする音を分けること。そのための連打による練習法を徹底するようにと。
あと、コーダの左手、小指でベースをキープしながら、1、2、3で三度の重音を弾くところがどうしても響きが硬くなってしまう。ここは親指を立てるようにして力を抜くように、と。なるほど。
来週、いよいよ人前で弾いてみることにした。
金子勝子ピアノブログ ステップbyステップ
著者/金子勝子
発行/ショパン社
自分の先生に、なかなか訊くことができない素朴な疑問や悩みに、師匠・金子勝子先生がズバリ本音で答えています。例えば、「二人の先生につきたいが、今ならっている先生に言い出せないのですが‥‥」「自分の先生のリサイタルのとき、楽屋に行ってもいいものでしょうか‥‥」「音大に社会人入学で自信が持てない‥‥」。ぜひ!