今さらですが、ラ・フォル・ジュルネ2012の感想
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バタバタしていて、ブログに書けなかったネタがいっぱいあります。写真はゴールデンウィーク明けにブログ用に加工しておいたので、ちゃちゃっとアップしてしまおう。こういうのは、書き残さないと、記憶からなくなってしまうので。
出かけたのは、5月5日、こどもの日の二つのコンサート。
ドミトリー・リス(指揮)、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
ユーリ・ファヴォリン(ピアノ)、小泉和裕 (指揮)、東京都交響楽団
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
高校生の長男と二人で出かけた(私、コンサートは一人で出かけることが多い。せっかくなので息子に会場で記念写真を撮ってもらった)。長男はクラシック音楽ビギナーなので、まぁ、派手な楽曲がいいだろうと、この二つのライブを選んだ。
ウラル・フィルの「シェエラザード」は、ロシアのオケっぽい「野趣」あふれる響きでとってもよかった。だけど、なんせホールがでかすぎる。左上の写真を見ていただきたい。左の端の黒い点がグランドピアノ。ホールの大きさが理解いただけると思う。この曲は、華麗なるオーケストレーションが持ち味。できれば、その響きの中に包まれたかったが、残念ながら、前方に耳を向けて注意して聞かなければならなかった。
一方のユーリ・ファヴォリンのラフマニノフの3番の協奏曲。ウラル・フィルと違って小ぶりなホールで、なおかつ座席はホールの中央、舞台に向かってやや右側。ピアノ協奏曲を聴くにはベストポジション。ユーリ・ファヴォリンは、ロシアの若手ピアニスト。演奏を聴いたいろんな人のブログ記事を読むと、絶賛している人が多数いる。うーん、私の耳がダメなのだろうか。私には、爆音ぶっ飛ばし系、怒涛のようなラフマニノフで、「やった感」しか残らなかった。シュニトケ、メトネル等、現代音楽のレパートリーも得意らしい。次回は、そちらを聴いてみたい。
会場の東京国際フォーラムは、人、人、人。広場では、屋台もたくさん出ていて、フェス気分があふれていた。
ラ・フォル・ジュルネ、一つのライブを聴く分には、2000円~3000円というチケット料金は割安な気がする。ところが、二つ、三つを組み合わせると、決して安くはない。要は、通常のコンサートがコースメニューだとすると、ラ・フォル・ジュルネ、アラカルトでメニューをオーダーするようなものか、と思った。
来年のテーマはフランス音楽。また、出かけてしまうのだろうな。