銀麦妻と映画『僕等がいた』を観た
|
「2012年は映画を50本観る!」シリーズ、10本目は『僕等がいた』へ。
1000万部のヒットという原作の少女漫画は読んでいないのですが、劇場予告編にシビれました。舞台は釧路、そして東京。私、「田舎を舞台にした純愛ストーリー」って、大好きなのです。数年前の『砂時計』とか『世界の中心で、愛をさけぶ』とかね。
谷山浩子さんの名曲「カントリーガール」みたいに、理想の女子は“カントリーガール、きみの目の中で夕焼けが燃える。カントリーガール、きみの微笑みは草原のにおいがする”感じ。ちなみに、銀麦妻も雪深い山陰地方の出身であります。
で、本日、朝一番に銀麦妻と出かけてまいりました。二人で映画を観るのは昨年『八日目の蝉』以来、久しぶり。さすがに、この映画、男一人で観にいく勇気はなかった。
ところが、日曜朝一番の映画館は、生田斗真目当ての女子高生グループと、吉高由里子ファンのおたくっぽい男子グループが目立ち、カップルの方が少なかったのです。ちょっと意外でした。
映画のストーリー、見どころは公式サイトをご覧ください。
ま、吉高由里子と生田斗真あっての映画のようなものでありまして、終わった後、銀麦妻に感想を尋ねてみると「私、主演の女の子(吉高を知らなかった!)の舌足らずなしゃべり方がダメ」と。私は、主演の生田斗真が27歳、助演の高岡蒼佑が30歳なもんで、高校生役をやるには大人すぎてリアリティーがなかった。
あと、この映画、前編・後編に分かれていて、4月に後編が上映されます。前編は釧路の高校時代を描いておりますが、ちょっと冗長だったかな。前編と後編を分けずに、150分1本勝負で締めた方がいい気がしました。
私と銀麦妻共に同じ意見だったのが、主人公の死んだ元彼女の妹役を演じた本仮屋ユイカの存在感。陰影のある素晴らしい演技だった。彼女がいなかったら、タダの人気若手俳優による恋愛映画になっていたと思います。
「後編、観にいく?」と銀麦妻に尋ねたら、「私、もういい」と。後編は一人で観にいくことになりそうです。
そうそう、ミスチルの主題歌もいい! 下のウェブ版のプロモーションビデオで聴けます。
なわけで、私の評価はちょっと厳しく、五つ星で星2つ☆☆★★★。
最後になりますが、この映画のキメの台詞が、
「好きだ!バカ!」
一度、言われてみたい‥‥。