NHK FM「名曲リサイタル」が迷走してた件
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今日のゲストは、ピアニストの近藤嘉宏さんでした。司会は、作曲家・ピアニストの加羽沢美濃さんとNHKの伊藤健三アナウンサー。放送内容はこちら。
クルマのエンジンをかけて、NHK FMにチューニングを合わせると、ちょうどショパンのスケルツォ第2番の演奏が終わったところでした。司会の加羽沢さんが近藤さんに、「今日は、ロマン派音楽の魅力についてお伺いしたいと思います」と振りました。
ところが、なぜかベートーヴェンの話題になって、「近藤さんは、ドイツでゲルハルト・オピッツさんに師事されていたのですね?」と師匠の話へ。
は?
で、ベートーヴェンとオピッツ師匠の話になったので、「次はベートーヴェンのソナタかな」と思っていたら、伊藤アナウンサーが「それでは、次はリストを弾いていただきましょう」と。
おいおい、全然脈絡ないやんけ。
で、「今日は『雪かき』という曲を選ばれた理由をお聞かせください」と、ちょっと真面目な口調で伊藤アナウンサーが問いかけると、近藤さんは「ちょうどシーズンですので」と答えられました。で、それに対する伊藤アナウンサーの返しが迷言。
「北国では雪かきというのは本当に大変ですね。リストの演奏も雪かきと同じくらい、きっと大変だと思います」
この番組、下打ち合わせなし、アドリブでやっているんだろうか。
21時からの吉田秀和氏の「名曲のたのしみ」が正調な語り口だけに、ぶっちゃけ唖然としました。