演劇集団キャラメルボックス『トリツカレ男』へ
|
金曜夜、赤坂ACTシアターで行われている、演劇集団キャラメルボックスのお芝居『トリツカレ男』へ出かけた。つい先日、三島由紀夫原作のシリアスな『金閣寺』をここで観たばかり。昨夜は、うって変わって楽しいラブストーリーだ。
原作はいしいしんじ。走り幅跳び、昆虫、オペラ、いろんなものに取り付かれたら、そればかりトコトンやらずには気がすまない不器用な男が主人公。田舎町では「トリツカレ男」としてバカにされているのだけど、その突き抜けた技量が、大好きな女性の幸せへのキーになる‥‥というハッピーな物語。
特記事項としては、主役のロシアから来た若女子・ペチカを演じた星野真里がとても可愛かった。ショートカットの髪に、でっかい眼鏡、フォークロアなワンピース。1970年代、田渕由美子作の少女漫画ワールドだす! オジサン、萌えました。
ただ、金曜夜に一人で赤坂まで観にいくお芝居じゃなかった。会社を定時に終えて、カップルでカフェで待ち合わせをして、ハッピーなお芝居の後、乃木坂か西麻布のおしゃれダイニングでお食事というのが、このお芝居の正しい「使用法」だと思った。
このまま帰ると空しいので、会社に帰って終電まで今月の精算作業をしちまっただよ‥‥。