KARAのライブを生で観て考えたこと
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本業でKPOP関連の仕事が入りそうなので、勉強のため、1月27日(金)夜、国立代々木体育館で行われたKiss(Korean internationl style show)というイベントに出かけた。
東京ガールズコレクションとK-POPの“フェス”を組み合わせたような大規模なイベントで、三日間連続開催。少女時代、KARA等、K-POPのガールズグループが日替わりで出演した。私が観たのは最終日。女性グループのAFTERSCHOOL、RAINBOW、Secret、KARA、男性グループのINFINITEが出演した。
KPOPのクオリティーの高さについては、紅白歌合戦を見て「ニッポンやばい」と思ったが、実際に生で観ると、勉強になること、考えさせられることが多かった。何回かに分けて、このイベントについてはブログに書いてみようと思う。
まずは、この日のトリを務めたKARAについて。
最初に、韓国の公式YouTubeチャンネルの「STEP」のプロモーションビデオと、昨年末、日本でのライブで歌われた「Winter Magic」を見比べてほしい。
衣装、ヘアメイク、全体のカラー&トーンの大きな違いに驚く。「Winter Magic」は、AKB48がそのまま替わりに歌っても全く違和感ない。
日本語で歌い、日本語で話し、振り付けも日本のアイドル風。日本のマーケットに合わせて、完全にローカライズしていることがわかる。実際、目の前で見ると、一昔前のSpeedに近い印象を持った。そして、日本のアイドルグループよりも、スタイルがよく、ダンスもうまい。
いま、小学生の女の子が好んで真似するのは、KARA、少女時代と言われている。素朴に憧れる気持ちがわかった。私が見ても、スタイルがよくって、ダンスがうまくて、カッコいいから。実際、小学生の娘連れで来場しているお母さんもいて、娘は同じステップで踊っていた。
もしかしたら、ローカライズこそ、韓国の得意技なのかもしれない。サムソンは、今年、ノキアを抜いて携帯電話販売台数で世界シェアナンバーワンになることが確実視されている。各国の事情に合わせて、仕様やデザインを変えるため、サムソンの携帯電話は世界で数百種類に上るらしい。
“郷に入れば郷に合わせる”、徹底したマーケティングが要なのだろう。グローバルに支持されるKPOPの強みを考えさせられた夜だった。